こんにちは!訪問看護求人ステーションの飯田です。
訪問看護未経験の看護師さんからこんな質問をよく受けます。
「訪問看護って、どんな利用者(患者)さんを対象とした看護になるんですか?」
よく言われるのは、
「寝たきりの人」
「病院でななく自宅での看取りを選んだ人」
「ベッドの関係で病院を追い出された人」
などなど。
対象は「要支援・要介護」と認定された方がほとんど
訪問看護は、誰でも利用できるんです。
自費であれば。
ですが、ほとんどは介護保険や医療保険を活用して訪問看護を利用できる方が対象となります。
その中でも、介護保険が適用可能な「要支援・要介護」と認定された方の割合が多くなっています。
要支援・要介護ってどういう状態をいうの??
要支援は「1~2」、要介護は「1~5」と全部で7段階に分けられます。
要支援1
・排泄、食事、入浴など基本的な日常生活はほとんど自分ひとりでできますが、立ち上がる際や片足での立位保持などの複雑な動作には、多少なりとも支えを必要とすることがある
要支援2
・排泄、食事、入浴など基本的な日常生活はほとんど自分ひとりでできますが、立ち上がる際や片足での立位保持などの複雑な動作はもちろん、歩行や両足で立位保持する際にも、多少なりとも支えを必要とすることがある。
要介護1
・排泄、食事、入浴など基本的な日常生活はほとんど自分ひとりでできますが、立ち上がる際や片足での立位保持などの複雑な動作はもちろん、歩行や両足で立位保持する際にも、支えを必要とすることがある。
・また物事に対する認知低下・混乱がみられることがある。
要介護2
・立ち上がる際や片足での立位保持などの複雑な動作はもちろん、歩行や両足で立位保持する際にも、支えを必要とすることがある。
基本的な日常生活にも何らかの介助を必要とすることがある。
・また物事に対する認知低下・混乱がみられることがある。
要介護3
・歩行や両足で立位保持する際は自分だけでできないことがある。
・立ち上がる際や片足での立位保持などの複雑な動作、
また基本的な日常生活も自分だけでできない。
・いくつかの行動に不安なところが出たり、物事に対する認知低下・混乱がみられることがある。
要介護4
・身の回りのこと、立ち上がる、歩行、立位保持などが、ほとんどできない状態。
・多くの行動に不安なことが出たり、物事に対する認知低下・混乱がみられることがある。
要介護5
・身の回りのこと、立ち上がる、歩行、立位保持などが、できない状態。
・多くの行動に不安なことが出たり、物事に対する認知低下・混乱がみられることがある。
精神疾患・難治性疾患・小児疾患の方も
ステーションさんによっては、精神疾患に特化していたり、難治性(なんじせい)疾患、小児疾患の利用者さんの対応をしています。
面接時には、利用者さんの属性を確認しよう
各ステーションさんによって、対応している利用者さんが変わります。
要介護4〜5の利用者さんの割合が多いところもあれば、
要介護3までの利用者さんを多くし、看護師の介護負担を軽減しているステーションさんもあります。
事前に利用者さんの属性を確認しておくことで、
業務の重度の把握はもちろん、複数の訪問看護ステーションさんの面接を受けている場合は、検討材料にもなります。
また働く前の心構えもしやすくなります。
もしご自身では確認しずらいということであれば、
私共のようなコンサルタントを介して、確認してみましょう。
■最後に
訪問看護は、どの年代であってもでき、社会貢献性が高い看護師の仕事だと思います。
訪問看護について、疑問点、不安点等ありましたら、
一度お気軽にご相談下さい。