転職の際に、履歴書と共に必要になるのが、職務経歴書。
看護師としての自分の経験や実務能力をアピールできるものです。
ここでは、あなたの経験がしっかりと伝わる職務経歴書の上手な書き方をお伝えします。
職務経歴書の基本マナーや、やってはいけないNG行動などをご紹介します。
→職務経歴書は何のために?
→用紙・形式は?
→職務経歴書の作成に必要なもの
→職務経歴書のポイント
職務経歴書は何のために?
職務経歴書は、実際にどんな仕事をしてきたのか、何ができるのかを、採用担当者に知ってもらうための書類です。
職務経歴書を求める事業者は、応募者の実務経験やスキルを詳しく知りたがっています。
つまり即戦力として求めている場合が多いのです。
あなたの実力をアピールするチャンス!
これまで積み重ねた経験や得意な看護技術を存分にアピールし、自分を売り込みましょう。
また、職務経歴書の作成は、自分自身を再発見できる機会でもあります。
経歴や得意な分野を書きだしていく中で、自分の強みを確認したり、未知の自分に気づくことができます。
書いているうちに、自己PR・志望動機なども明確になってくるので、自信を持って履歴書に記入し、面接で受け答えができるようになります。
なお、応募先や雇用形態などによっては、職務経歴書の提出が必要ない場合もあります。
求人情報の応募要項を確認し、不明な場合は問い合わせてみましょう。
もし職務経歴書の提出が必要ない場合でも、アピールできるキャリアがある人は、用意した方が良いでしょう。
用紙・形式は?
職務経歴書の形式は基本的に自由。ここでは代表的な編年式をご紹介します。
履歴書は定型のフォーマットがあり、仕事・雇用形態問わず使用されるため、多くの人が一度は見たことがあるでしょう。
ですが、職務経歴書は、基本的に職務経験のある人だけが作成する書類。
新卒者は作成しません。
「今回が初めての転職で…」という人は書いたことがなくて当然。
また「今まではバイトや派遣が多くて」という人であれば、書く機会がなかったかもしれません。
いままで見たことも作ったこともない書類を、自由な形式で作って、と言われると、かえって迷ってしまいますよね。
ここでは、職務経歴書の基本形として、「編年式」をおすすめします。美容外科に転職される方は編年式が使いやすいです。
●書き方が簡単でわかりやすい<編年式>
これまでの職場や仕事内容を、古いものから順に書いていく形式です。職務経験が少ない人や、複数の業種で多様な職務を経験した人におすすめです。
どういう歩みで経歴を積み重ねてきたのかが、一目で分かるメリットがあります。
職務経歴書の作成に必要なもの
職務経歴書を作成するために、次のものを用意しておきましょう。
1)訪問看護ステーションより職務経歴書のテンプレートをお渡しします。
2)パソコンで作成する場合は、ワード
3)手書きの場合、黒いボールペンか万年筆
4)資格情報や過去の職務を確認・参照できる書類
Q.手書きとパソコン、どちらで作るべき?
A.職務経歴書はパソコンで作成するのが主流です。
情報量の多い職務経歴書を、手書きで見やすく作成するのは難易度が高いもの。
担当者にしっかり見てもらうためにも、パソコンでの作成をおすすめします。
もし手書きで作成する場合は、市販の用紙を利用したり、見出し部分は大きくするなど、少しでも見やすくなる工夫をしましょう。
職務経歴書のポイント
▼働いていた職場の状況をわかりやすく記載しましょう
働いていた施設の業態(施設種類)や施設の利用者数、スタッフ数、主な仕事内容など、
分かりやすく記入し、採用担当者に伝わるように記入しましょう。
▼実績・評価や成功経験は具体的に記載しましょう
実績・評価などは数字を用いて具体的に記入しましょう。
成功体験はアピールポイントになるので、要因・結果をしっかりと伝えましょう。
例:○ヶ月顧客満足度ランキング1位・○○○という声があり、○○○を心がけることで・など
▼誤字脱字はしないようにダブルチェックをしましょう
誤字・脱字をなくし、ビジネス文章に則った文章で書きましょう。
基本的な部分が出来ていないと人柄を疑われる結果になりかねません!
※間違えた場合は、修正テープや修正液での修正はNGです。必ず書き直しましょう!