訪問看護ステーションでは、「常勤」と「非常勤」という雇用形態があり、
今回は「非常勤」看護師の給与体系をご紹介したいと思います。
「非常勤」では、時給制と出来高制の両方がございますが、実際は時給制の訪問看護ステーションが多いのが現状です。
事業所は、給与等の金額を決めるときには、同一地域にあるステーションの情報収集をし、低くならないように金額設定がされています。
時給制の場合
時給制にした場合の雇用契約として、1日◯時間の労働契約を結んだ場合、その時間内の訪問件数の確保をする必要があります。
もし時間内の訪問が確保できない場合には、同行訪問して次回から担当看護師になれる準備の時間としたり、計画書・報告書等作成の時間としますが、それでも訪問が確保できないときは時間短縮となります。
ただし、労働基準法ではその時間給の6割の保障をすることが決まっています。また時給制の場合、残業が多くなると人件費を圧迫することもありますので、時間内に業務が終わるように指導するなど、非常勤スタッフの管理が重要になります。
出来高制の場合
出来高制の場合では、計画書・報告書の作成を含めて、1件◯円の設定をします。医療保険と介護保険で1件の出来高を決めています。
出来高の金額設定は、報酬の約50%としているステーションが多いようです。時給制と比べると、同じ訪問件(1日4件)では、
出来高制の方が支払う金額が多くなりますが、残業手当がるかない分、スタッフは効率的に業務をこなすことになります。
まとめ
一体、時給制と出来高制のどちらがお得なのでしょうか。
会社によるところもあり、どちらがオススメとは難しいところですが、
ご自身の希望の働き方に応じて、決めていくのがよいかと思います。
またご転職を決断される中で、給与交渉については
直接事業所とされることが難しいかと思いますので、
判断に迷われる場合は、下記にお気軽にお問い合わせください。